何か新しいことを始めたい。
そんな思いがずっと前から心のどこかにありました。
でも、いざ一歩を踏み出そうとすると…
なぜか身体が動かない。
気持ちもついてこない。
やろうとすると苦しくなって、
結局また先延ばしにしてしまう。
そんな日々が、何日も続いていました。
「どうして私は覚悟ができないんだろう」
「また逃げてる」
「せっかくチャンスがあるのに…」
そんな思考が頭の中でぐるぐるして、
自己嫌悪と焦りが大きくなっていきました。
でも、立ち止まったままの私の中にも、
静かにこんな声が聞こえてきたんです。
「まだ怖いだけかもしれないよ」
「準備が整ったら、きっと動けるよ」
その声に、私は少し救われたような気がしました。
だから私は、無理に動くことをやめて、
自分にこう言ってあげました。
「覚悟ができないんじゃない。
今はまだ、整っていないだけだよ」
その瞬間、ほんの少し心が緩んで、
不思議と安心感が広がっていきました。
その出来事を通して気づいたことがあります。
私はずっと、覚悟できない自分を「ダメ」だと思ってたけど、
本当は、ちゃんと“自分の内側の声を聴こうとしていた”んだってこと。
焦って決めなくてもいい。
急いで踏み出さなくてもいい。
「まだ怖い」と感じてる自分を受け止めることも、
ひとつの覚悟なのかもしれない。
そう思えたとき、
覚悟できない私にも、ちゃんと意味があったんだと感じました。
あなたにも、そんなふうに立ち止まっていることはありますか?
もし今「覚悟できない」と感じているとしたら──
それは、“動けない自分”を責める時間じゃなく、
“整うのを待っているあなた”を信じる時間かもしれません。
あなたなら、その自分にどんな言葉をかけてあげたいですか?
