「今日起こることは全てベスト」と宣言する
朝、目が覚めて、まだ布団のぬくもりが残っている時間。
なんとなくぼんやりした頭で、
今日やること、今日の予定、今日の心配事が、ふわっと思い浮かぶときがあります。
「今日、大丈夫かな…」
「また何か起こったら嫌だな…」
そんな気持ちが胸の奥にじわっと広がる日もある。
でも、私が朝一番にしていることがあります。
それは—
「今日起こることはすべてベスト!」と宣言すること。
■ 最初は半信半疑だった
正直、最初は「本当に?」と思いました。
だって、どう考えても嫌なことも起こるし、
望まない出来事だって、人生には普通にある。
「それも全部ベストって言えるの?」
そんな気持ちがあったんです。
でもある日、思い切ってやってみました。
布団の中で静かに目を閉じて、
小さくひとこと。
「今日起こることは全部ベスト。」
その瞬間、胸の中のざわざわがすっと和らいだんです。
■ “宣言”は、自分の心を未来に合わせてくれる
人は、起きてもいない未来を想像して不安になりがち。
特に自己否定が強い人ほど、
“最悪の未来”を勝手に想像してしまうクセがある。
でも、
朝一番の“宣言”は、未来に対する見方をやさしく塗り替えてくれる。
未来をコントロールする言葉じゃない。
不安をなかったことにする魔法でもない。
ただ、
「何が起きても、ちゃんと意味がある」
と心が受け取れる状態をつくる言葉なんです。
すると、出来事の捉え方が自然と変わります。
■ 嫌なことが起きても「これはベスト?」と考えられるようになる
例えば、突然予定がキャンセルになったとき。
以前の私なら、
「なんで…」
「予定狂った…」
と落ち込んでいました。
でも宣言した日には、心の反応が違う。
「これもベストなの?」
「じゃあ、この時間は何に使えばいい?」
自然と視点が“前向き”に切り替わる。
嫌な出来事を無理やりポジティブに変換するんじゃなくて、
“意味を見つけようとする心”が育っていくんです。
■ 疑いながらでもOK。それでも効果はある。
大事なのは、
完璧に信じることじゃない。
むしろ、
「半分疑ってるけど、とりあえず言ってみるか」
くらいの軽さで十分。
心って、そういう“ゆるい言葉”のほうが受け取りやすいから。
繰り返していくうちに少しずつ、
「あ、もしかして…本当に全部ベストなのかも」
そんな感覚が、静かに育ってくるんです。
■ 未来を怖がって生きるより、“味方につけて”生きる
私たちは毎日、たくさんの選択をする。
その中には、思い通りにいかないことも必ずある。
でも朝のたった一言が、
未来に対する構えをやわらかくしてくれる。
「今日起こることはすべてベスト」
このスタンスで1日を始めると、
起こる出来事が“敵”ではなく“メッセージ”に変わる。
その安心感は、思っている以上に大きい。
あなたは、明日の朝どんな気持ちで目を覚ましたいですか?
よかったら、小さな声で宣言してみてください。
「今日起こることは全部ベスト。」
そのひと言が、あなたの1日をやさしく整えてくれますよ。
