10年続けてる朝習慣

「今日起こることは全てベスト」と宣言する

朝、目が覚めて、まだ布団のぬくもりが残っている時間。
なんとなくぼんやりした頭で、
今日やること、今日の予定、今日の心配事が、ふわっと思い浮かぶときがあります。

「今日、大丈夫かな…」
「また何か起こったら嫌だな…」

そんな気持ちが胸の奥にじわっと広がる日もある。

でも、私が朝一番にしていることがあります。

それは—

「今日起こることはすべてベスト!」と宣言すること。

■ 最初は半信半疑だった

正直、最初は「本当に?」と思いました。

だって、どう考えても嫌なことも起こるし、
望まない出来事だって、人生には普通にある。

「それも全部ベストって言えるの?」
そんな気持ちがあったんです。

でもある日、思い切ってやってみました。

布団の中で静かに目を閉じて、
小さくひとこと。

「今日起こることは全部ベスト。」

その瞬間、胸の中のざわざわがすっと和らいだんです。

■ “宣言”は、自分の心を未来に合わせてくれる

人は、起きてもいない未来を想像して不安になりがち。
特に自己否定が強い人ほど、
“最悪の未来”を勝手に想像してしまうクセがある。

でも、

朝一番の“宣言”は、未来に対する見方をやさしく塗り替えてくれる。

未来をコントロールする言葉じゃない。
不安をなかったことにする魔法でもない。

ただ、

「何が起きても、ちゃんと意味がある」
と心が受け取れる状態をつくる言葉なんです。

すると、出来事の捉え方が自然と変わります。

■ 嫌なことが起きても「これはベスト?」と考えられるようになる

例えば、突然予定がキャンセルになったとき。

以前の私なら、
「なんで…」
「予定狂った…」
と落ち込んでいました。

でも宣言した日には、心の反応が違う。

「これもベストなの?」
「じゃあ、この時間は何に使えばいい?」

自然と視点が“前向き”に切り替わる。

嫌な出来事を無理やりポジティブに変換するんじゃなくて、
“意味を見つけようとする心”が育っていくんです。

■ 疑いながらでもOK。それでも効果はある。

大事なのは、
完璧に信じることじゃない。

むしろ、

「半分疑ってるけど、とりあえず言ってみるか」
くらいの軽さで十分。

心って、そういう“ゆるい言葉”のほうが受け取りやすいから。

繰り返していくうちに少しずつ、

「あ、もしかして…本当に全部ベストなのかも」

そんな感覚が、静かに育ってくるんです。

■ 未来を怖がって生きるより、“味方につけて”生きる

私たちは毎日、たくさんの選択をする。
その中には、思い通りにいかないことも必ずある。

でも朝のたった一言が、
未来に対する構えをやわらかくしてくれる。

「今日起こることはすべてベスト」

このスタンスで1日を始めると、
起こる出来事が“敵”ではなく“メッセージ”に変わる。

その安心感は、思っている以上に大きい。

あなたは、明日の朝どんな気持ちで目を覚ましたいですか?
よかったら、小さな声で宣言してみてください。

「今日起こることは全部ベスト。」

そのひと言が、あなたの1日をやさしく整えてくれますよ。