朝起きて、カーテンを開けた瞬間。
ふわっと柔らかい光が入ってきて、その光を浴びながら、なぜか急に胸の奥があたたかくなるような感覚がありました。
いつもの自分なら、そのままバタバタと朝の準備に入っていたと思います。
でもその日は、「あれ?なんだろう、この感じ…」と、立ち止まったんです。
そこでふと浮かんだのが、
「ここに“私”がいること」
「この“家”が私を守ってくれていること」
「そして、この“世界”が今日も回っていること」
この3つへの感謝でした。
■ 自分への感謝
ふだん私は、自分に厳しいことがあります。
もっとできるはず、なんでできないの、と責めてしまう時もある。
でもこの日は、ただ生きているだけで、ただここにいるだけで、“それだけでいいんだ”って素直に思えたんです。
呼吸して、起きて、今日も一日を始めようとしている自分に、優しい気持ちが湧きました。
「今日も起きてくれてありがとう、私」
そうつぶやいた瞬間、体がふっとゆるみました。
■ 家への感謝
次に、なんとなく視線が家の中へ向きました。
散らかってる日もあるし、古いところもあるけれど、
この家はいつも雨風をしのいでくれて、冷たい風からも、暑い太陽からも守ってくれている。
辛かった日も、この場所に帰ってくれば落ち着けた。
安心して眠れるって、当たり前じゃないんですよね。
「今日も私を包んでくれてありがとう」
家にそっと手を触れたくなる、そんな気持ちでした。
■ 世界への感謝
そして最後に、外の景色を見ながら思ったんです。
今日も太陽は昇って、空気があって、道があって、人が動いていて。
私が何もしなくても、世界は勝手に回ってくれている。
そのおかげでご飯が食べられて、移動できて、誰かと会えて、働けて、学べる。
もしこの世界が止まってしまったら…当たり前に思っている全てはなくなる。
「世界よ、今日も動いてくれてありがとう」
そう思ったら、自分一人だけが頑張っているんじゃない。
世界まるごとに支えられて生きているんだと気づきました。
■ 小さな感謝が、心を整えてくれる
自分、家、世界。
3つに感謝するだけで、心の芯が落ち着いていくのを感じました。
大きな幸せじゃなくていい。
こういう“ごく普通のこと”に気づける朝は、心が優しく働き始める気がします。
あなたは、今の自分や家や世界に、どんな感謝を感じていますか?
よかったら、一つだけでも言葉にしてみてくださいね。
