「生理がうつる」という話、聞いたことはありますか?
同じ職場や友人同士で生理のタイミングが近づくことがある、という経験をした方も多いかもしれません。科学的には「生理周期の同期現象(メンストラル・シンクロニー)」という仮説がありましたが、最近の研究では「明確な証拠はない」とされています。
でも、ここで大切なのは「生理のタイミングが同期することが本当にあるのか?」ではなく、私たちの心と身体は密接に関係しているという視点です。
生理は心の状態とリンクする?潜在意識との関係
女性の体はとても敏感で、ストレスや環境の変化に大きく影響を受けます。
例えば、
極度のストレスを感じると生理が遅れる
逆に安心すると予定より早く来る
カウンセリングをしていると、「ストレスが減ったら周期が安定した」「環境が変わったら生理が順調になった」という声をよく聞きます。
つまり、「生理がうつる」=「自分の心や環境が整ったときに生理が来る」 という視点で見ると、納得できる部分が多いのです。
他人軸の人ほど生理のリズムが乱れやすい?
「人に合わせすぎてしまう」「自分の本音がわからない」と感じる方は、生理のリズムも乱れやすい傾向があります。
例えば、
職場の人間関係に気を使いすぎて疲れる
予定を他人に合わせすぎて、自分のリズムが崩れる
いつも「周りにどう思われるか」ばかり考えてしまう
こうした状態が続くと、無意識のうちにストレスが蓄積し、ホルモンバランスが崩れる原因になります。
生理が同期するのは「心の安心感」が関係している?
同じ職場の女性たちが「生理が近い」という話をしているのを聞くと、「やっぱり生理ってうつるの?」と思うかもしれません。
しかし、実際には、
職場のストレスが一段落するタイミング
給料日などの安心できる瞬間
繁忙期が終わった解放感
といった共通のリズムがあるから、生理のタイミングも似てくる可能性があります。
また、
職場でストレスが少ないと生理が順調
プライベートが充実していると周期が安定
逆にストレスが多いと生理が遅れる・重くなる
こうした傾向があるため、「生理がうつる」というよりも「心の状態が整うと自然と生理も整う」と考えるのが自然かもしれません。
他人軸から自分軸へ:心を整えることが生理の安定につながる
もし「生理不順が気になる」「生理のタイミングがバラバラで落ち着かない」と感じるなら、
✅ 自分の生活リズムを見直してみる ✅ ストレスの原因を整理する ✅ 安心できる環境を作る ✅ 無理をしていないか振り返る
こうしたことが役立ちます。
特に、他人軸で生きている方は、「自分の気持ち」を後回しにしがちです。
「生理が乱れがち…」という方は、自分の心の声に耳を傾けてみることも大切です。
まとめ:生理がうつるのではなく、心が整うから生理が揃う
「生理がうつる」という現象は、科学的には明確な証拠がないものの、
✅ ストレスや安心感が生理に影響する ✅ 職場や生活のリズムが似ていると、生理のタイミングも似ることがある ✅ カウンセリングを通して、心を整えることで生理のリズムも安定しやすくなる
ということは確かです。
「なんで生理がバラバラなんだろう?」と悩んでいる方も、 「最近、生理がすごく順調になった!」という方も、
「自分の心と体のバランス」に目を向けることで、新しい気づきが得られるかもしれません。
カウンセリングを通して、一緒に「自分らしいリズム」を整えていきませんか?