カイロプラクティックの道を歩んできた私
私は長年カイロプラクティックの仕事を続け、多くのクライアントさんと向き合ってきました。体の痛みや不調を取り除き、彼らがより良い状態になるために全力を尽くしてきました。11年以上の経験を通じて、自分の技術や知識を駆使して、「どうすれば相手の不調を改善できるか」を常に考え、自分こそがその答えを持っていると信じていました。
でも、私自身の心の中で感じる葛藤や、クライアントさんの心の問題にどうアプローチすべきか迷いが生じることもありました。そんな中、自分の成長のためにカウンセリングを受けることを決心しました。
カウンセリングとの出会い
カウンセリングを受ける中で、私は大きな気づきを得ました。それは、「答えは自分の中にあるのではなく、相手自身の中にある」ということです。クライアントが抱える問題に対する最も適切な答えは、その人自身が既に持っているのです。そして私の役割は、その答えを引き出すために寄り添い、サポートすることでした。
カウンセリングを通じて自分の思い込みと向き合ううちに、私の中で「先生」としての姿勢が180°変わりました。それまで私は、自分が答えを持ち、相手を導く存在だと思っていました。しかし、それはクライアントにとっての真の助けになるとは限らないことに気づいたのです。
同じ悩みを乗り越えた存在として
今の私が大切にしているのは、「先生」ではなく、同じような悩みを先に乗り越えた存在でありたいということです。私はカウンセリングを通じて、自分の中に抑え込まれていた感情と向き合い、その感情を解放することができました。そして、その経験を通して自分自身がどれだけ楽になり、周りの人との関係がどれほど変わったかを実感しました。
だからこそ、同じように悩んでいる人たちに対して、「あなたもできる」「一緒にその道を歩んでいきましょう」と寄り添いたいのです。私は完璧な答えを持つ先生ではなく、ただ先に同じような困難を経験し、少しだけその先の道を見たことがある仲間として、クライアントさんと共に歩んでいきたいと考えています。
クライアントの中にある答え
カイロプラクティックで多くの体の痛みを取り除く中で、実はその痛みの背景には、心の未解決な問題が深く関わっていることがあると感じるようになりました。例えば、あるクライアントさんが肩の痛みに悩んでいたとします。その背景には、仕事のストレスや自己否定の気持ちが根付いていることが多々あります。
カウンセリングを通して、その人自身が自分の中にある感情に気づき、それを解放するプロセスを見守ることで、私はその人が自分の答えを見つけ、体と心の両方が軽くなるのをサポートすることができました。それは、まさに私自身が経験したプロセスと重なるものでした。
クライアントとの新たな関係性
この気づきを得たことで、クライアントさんとの関係性がとても変わりました。以前の私は「私がこの人を治すんだ」と考えていましたが、今は「その人が自分の中にある答えを見つける手助けをする存在」であることが重要だと思っています。そして、それは私自身が経験したからこそ、同じように悩んでいるクライアントさんに伝えることができるのです。
私がクライアントさんに伝えたいのは、「あなたの中にはすでに答えがある」ということです。私はその答えを一緒に見つける仲間として、寄り添い続けたいと思います。
最後に
私自身、カウンセリングを通じて「自分の中に答えを見つける力」があることに気づきました。そして、それはクライアントさんにも同じように存在する力です。私は「先生」ではなく、同じような悩みを先に乗り越えた仲間として、あなたの心の声に耳を傾け、その声に寄り添う存在でありたいと思っています。
もしあなたが今、迷いや不安を抱えているなら、一緒にその答えを見つけに行きましょう。その道のりを歩むことが、きっとあなたの人生をより豊かで安心できるものに変えてくれるはずです。そして私は、その旅路に伴う仲間として、あなたの力になれればと思っています。